EXPERT TECHNIC

井丸博之

富山湾ホタルイカパターン

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富山湾沿岸一帯ではショアから青物が狙えます。
名物である春先のホタルイカ接岸シーズンとなるとこれをベイトとした根魚や青物などのフィッシュイーターを狙うことができます。
東部に位置する魚津港では『海の駅蜃気楼』という施設があり、蜃気楼の発生を望む地元の皆さま、観光目的の方々で賑わっています。
山側を見ると立山連峰を確認できます。
海の駅ということもあり、海産物などのお土産品も売られています。

釣り場は港の外側に位置するテトラ帯です。
足場は良い方だと思います。
ここのテトラは普通規模のテトラであるため4、5歩移動すれば海と面する位置に立つことができます。
また、海水に浸る時間が少ないこともあり、湿り気なく乾いておりコケもほとんどなく、まず滑ることはありません。
しかし、初めて釣行される方は安全面を考慮してライフジャケット着用は当然ながらスパイクシューズも履くと良いでしょう。
タックルはライトジギングロッドMHクラス、撃投ジグシリーズ40~60グラム、使用フックはST-46#4~#3のリアフックメインで使用します。

良い時期であると朝の時合いからコンスタントにフクラギ(ハマチ)は釣れ続けます。
時折群れに混じっているのか、ガンド(メジロ)クラスが釣れます。
恐らく、小さい魚体の群れではない狙い方で喰わせていると思われます。
シャクリ方を変える、底付近をネチネチ狙う・・・、など。
意外に足もとまで追ってくることもありジグを回収する最後の一巻きでHIT!もあります。
ベイトはさまざまなものと思われますが、数釣りの時期の一つにはホタルイカパターンがあります。

DVC00173.JPG

あるときは、1匹のフクラギサイズのお腹から上記画像の数のホタルイカが出てきました。
大量に捕食していました。
春先のフクラギの数釣りにおいては、フロントフックよりリアフック重視で臨みます。
ヒット後のフッキング場所を見ていると比較的リアに掛かっていることが多かったからです。
ターゲットとしている魚が小型であり口が小さいのか、イカパターンではリア側から捕食する傾向なのか、いろいろと考えさせられます。

最後に、現地には車で行かれると思いますが特に早朝は漁師さん達が水揚げをしている時間帯でもありますので、港湾関係者の方に迷惑がかからない場所に駐車してください。
観光施設が隣接していますので、駐車スペース、トイレなどは余裕がありますのでアクセスしやすいポイントであります。

DVC00159.JPG

2016.07.13 09:14
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