EXPERT TECHNIC

大野 祐

【共通テーマ】「ショア青物、ヒラスズキのプラッギングにおけるトリプルフックとシングルフック、それぞれのメリット、デメリット」

image181

シングルフック・トリプルフックのメリット、デメリットという事ですが、簡潔に言ってしまえば、『シングルは掛かりにくくバレにくい、トリプルは掛かりやすくバレやすい』という事だと思います。
詳細な理由は諸先輩方の説明でご理解いただけると思います。
それぞれにメリット・デメリットが存在し、どちらがいいという事ではありません。
要はメリット・デメリットをアングラー自身がどう捉え、どちらを選択していくかです。
私自身はどうしているかというと、トリプル主体でやっています。

image82

まずヒラスズキですが、魚の活性が高くしっかりとバイトしてくる場合はシングルがいいのではと思います。
しかし、実際にはじゃれつくようなアタックやつまむような小さなバイトがよくあります。
その場合、シングルではフッキングに繋がらない事が多いと思われます。
トリプルでもフッキングしない事もありますが、シングルよりは飛躍的にヒットに繋がります。

次に青物についてです。
全国どこでもそうだと思われますが、青物狙いでは空振り・ノーバイトという事がよくあります。
ヒラスズキよりはバイト数(チャンス)が少ないのが実情です。
単純に、少しでもチャンスを増やしたい!との思いから私はトリプルを使用しています。
特にSTX-58を使うようになってからは、そのフッキングの良さが何匹も魚を手元に連れてきてくれました。
頭の上やエラブタの外側にかかってくれたりと、まさにトリプルの恩恵です。
逆に、ファイト中に腹ビレや背中あたりに掛かってしまうと強烈な引きになり、苦労も増えてしまいますが。。。

image245

ここまで私自身の指向でトリプル主体にお話ししてきましたが、シングルを否定するものではありません。
逆に、シングルには数少ないチャンスでも掛けたものは獲る!という潔さ・恰好良さがあります。
またトリプルからシングルに替えると、サイズや重量などのセッティングを試行錯誤する必要があります。
それが趣味としての釣りの奥行き・趣きとなり、好きな方には自宅でも楽しめる要素でもあります。
皆様がこだわったスタイルで満足できる一本を手にしてください。

image24

2015.10.27 08:29
back
index
RECENT ENTRY

ページトップに戻る