EXPERT TECHNIC

赤木 光広

対青物ポッピング

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最近はショア・オフショア問わずダイビングペンシルによる青物狙いが主流となっている。
がしかし、今回はそんな中、あえて私なりの磯からポッパーでの釣り方を紹介したい。

ポッパーというのはその名前の通り、音による集魚効果を優先に考えて使ってしまいがちである。
もちろんポッパーである以上、その名の通りポッピングアピールは必要不可欠であるのは当然ではある。
しかし最近のポッパーというのは性能も向上し、ポッピングだけではなく、ダイビングもこなし、スプラッシュやドッグウォークを交えてより多彩なベイトに合わせた動きが演出可能である。
その守備範囲の広さを生かして、音、波動共に2つのアピール力をフルに発揮した攻め方を心掛け、渋い状況をも打破したいものだ。
それにポッパーでのバイトなら、その殆どがガッチリバイトしている場合が多いので、フッキングという意味でもポッパーにはかなりのメリットがある様に思う。

具体的な操作は、光のまわりきっていないマズメはポッピング重視でスタートし、潮が緩めばダイビングアクションを多く交える。
浅い瀬に入る高活性な個体には、ドッグウォーク中心の喰わせ易いアクションで攻めることが多い。

最後に最近私が必ず一度は試みる操作方法が、15cmのポッパーにしては重いフックであるSTX-68の2/0番をセットする。
ポッパーをスローシンキングな比重にして、ミノーの様にダダ巻きのスローリトリーブする。
こうすることでミノーの様な規則正しい動きではなく、
他のプラグには出来ない何とも言えない不規則な動きを演出することができ、大型魚に抜群の効果を発揮する場合がある。
私の周りの友人からも、それまで何をやっても反応がなかったのに突然大型ヒラマサがバイトしてきたといった事例があるのでぜひ試して頂きたい。

2016.05.27 10:16
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