GEKITO FIELDS

解説:千葉 栄治

【北海道道央日本海】寿都町地磯

フィールド 寿都町①

エリア名…北海道道央日本海
ポイント名…寿都町地磯
主なターゲット…ブリ(35㎝~)、ヒラメ、ホッケ
シーズン…6月初旬~11月初旬
推奨使用タックル…①ハードタックル:MAX100g程度のショア青物ロッドとあわせたリール、撃投PEフラッシュ3号にリーダー50~80lb程度
②ライトタックル:MAX50g程度のシーバスロッドとあわせたリール、撃投PEフラッシュ1.5号にリーダー30lb程度
推奨使用ルアー…40g~60g程度のジグミノー、14cm~18cm程度のダイビングペンシル、ポッパー等青物プラグ
推奨使用ジグ:撃投ジグ85g~105g、撃投ジグエアロ 80g~95g、撃投ジグレベル 80g~100g
推奨使用フック…ジガーミディアムロック5/0~7/0、ジガーライトシワリ3/0~6/0、STX-58#1~2/0程度、ST-66 #1~2/0程度

フィールド 寿都町②
寿都町の地磯は先端を真北に向けて日本海につきだした寿都半島の先端付近。
風にあわせて西側、東側と釣り場を選択できる地形。
西側は比較的浅く、飛び根が点在する砂地。
東側は岩礁帯のなかに砂が溜まっているところが数か所あるような地形。
釣行時の風向きや潮の流れによって選択したい。
ターゲットとなる魚種は多彩で、春はホッケから始まり、サクラマスやアメマスが回遊。
水温の情報に伴って浅場に上がってくるヒラメをメタルジグで狙うことができるが、6月初旬頃に北上してくるブリがショアジギングのメインターゲットとなる。
サイズは圧倒的にワラサ、メジロクラスが多いが、中には90cmを超える立派なブリサイズの釣果も上がっているため、我々アングラーも気は抜けない。
シーズン初期は砂地のボトムに潜むイカナゴをベイトとしていることが多く、撃投ジグやレベルを用いたボトムを中心として中層までを小さめのワンピッチで、またはボトムまで沈めてから時折小さなシャクリを入れたただ巻きが有効。
カタクチイワシやマイワシが回遊し始めるとブリは表層のイワシ類を追って岸際までやってくる。
この時期はジグミノーやダイビングペンシル、ポッパーなどで釣果が上がることも多い。
また、ベイトが小さいことから強めのシーバスタックルを用いた撃投ジグ25~40gなどを用いての表層ただ巻きも非常に有効。
シーバスタックルではランディングするのが難しいブリサイズがヒットすることもあるため、気を抜かずにチャレンジしていただきたい。
8月以降は北海道ではフクラギと呼ばれる40cm前後のブリが多く、シーバスタックルで楽しめるターゲットとなる。
9月中旬以降はブリも南下を始めサイズアップするとともに、コンディションの良い魚が多くなってくる。
しかし、足場となる磯は低いエリアでもあり、天候が荒れる日が多くなる秋以降は十分に注意をしていただきたい。
10月中旬以降は再びホッケが接岸し、ヘビージグでも楽しめる美味しいターゲットとなる。
ホッケのさらに外側にはブリサイズが回遊していることもあるため、気を抜かずにチャレンジしてみよう。
このエリアでは雪が降り始めるころには青物シーズンも終わる。

このエリアは豊かな漁場の為、年間を通じて様々な漁船が周辺を行き来している。
また最近は青物を狙うショアジギンガーが一気に多くなったが、ホッケや根魚を狙う釣り師も多い有名ポイント。
お互いにマナーを心がけ楽しい釣りを続けていきたいものです。

最後になるが、この寿都町周辺もヒグマの生息域であり、アングラーからの目撃例もある。
食べ残しなどのゴミや魚を海岸に残すことは、ヒグマを海岸に引き寄せることにつながることを意識し、十分に注意の上で行動するように心がけていただきたい。

2015.09.09 10:35
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