EXPERT TECHNIC

林田 淳

近郊ヘビーショアジギング

2

今回は近郊ヘビーショアジギングということですがそもそもどれぐらいからヘビーなのか?それぞれ個人差はあると思いますが私の感性ではありますが200g以上のジグを使用した場合のメリットやジャークのコツなどを微力ではありますが少し紹介できればと思います。

私の近郊のポイントにあたる神明間は、非常に潮流も速いエリアで、本流は最大7ノット(時速13km)を越すこともあり、激流になることで有名なフィールドです。
この神明間特有の状況下でキープキャストを続けるとなると、潮上にキャストしても着底する頃には隣人のアングラーの沖目付近なんてこともあります。

こんな激流の中で釣れるのか?
答えは全て海の中。
この状況下でもヒット経験のある私は、キープキャストし続ける為に200g以上のジグを使用します。

3

ロッドはHクラスHHクラスを使用し、キャストはペンデュラムキャストで、フルキャストよりは少し軽く投げるようにしています。

メリットはシルエットやフォール速度のアピールも考えられますが、何よりこの状況下でもヒットチャンスを逃さず狙い続けることができる事ではないでしょうか。

ジャークのコツとしては、ロッドはグッと掴むというよりは掌を少し上に向けて乗せる感じで軽く持ち、脇でロッドを挟んでがっちり固定するよりは少し余裕を持たせフリーにした状態で、てこの原理の要領でリズミカルに少し斜めに角度をつけジャークするようにしています。
バットを腰に当ててロングジャークを織り交ぜるのもアクションの変化やアングラーの負荷軽減の面でも有効かと思います。
潮流や水深に関係なく逆の発想でヘビーサイズのジグを使われても面白いかもしれませんね。

最後になりますが、週末ともなると多くの釣り人で賑わう神明間エリア。
ポイントに入る際に隣の釣り人への声掛けなど他の釣り人への配慮も忘れずに、安全第一で近郊ヘビーショアジギング皆さんも是非楽しんでみてください。

2016.06.15 10:22
back
index
RECENT ENTRY

ページトップに戻る