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2016.12.27

初冬の「サゴシ祭り」

●釣行日 :12月23日
●ポイント(場所) :鳥取中~西部エリア
カルティバテスター 岸信 直彦

●使用ルアー/ジグ :撃投ジグ25g40g 撃投ジグエアロ30g40g 謎のプロトジグ40g
●使用フック/サイズ:ジガーライト段差ホールド1/0,2/0、STX-38プロト #4#2
●魚種/全長(cm) :サゴシ

 

毎年恒例、初冬の「サゴシ祭り」を大絶賛開催中の山陰日本海。

私の地元である鳥取中~西部エリアでは、大量入荷中の「カタクチイワシ(大小2サイズいる様子)」に着いたサゴシが撃釣モード=「サゴシ祭り」に突入しており、日中の数時間で「三桁越え」というエゲツナイ釣果も出ている。

カタクチイワシに着いているのはサゴシだけでなく、シーバスや大アジ・ハマチ・ヒラメ・チヌなどが、ライトショアジグのゲストとしてゲームに彩を添えてくれる。また、時には「サゴシ」と呼ぶのは申し訳ない「サワラクラス」が顔を出すこともあり、ただでさえ楽しいゲームを一層エキサイティングに演出してくれるのだ!

カタクチイワシにサゴシなどのフィッシュイーターが着き、そのサゴシを狙いに釣欲盛んな(時として食欲)アングラーが反応するのは至極当たり前の成り行き…。かくいう私も、そんな釣欲盛んなアングラーの一人なのだが、今回はこのブログにもたびたび登場される「担当者2さん」が、「サゴシ祭り」情報にバイトした(笑)。

前日の予報では、「南のち西からの強風で、波高3~4m」と、「サゴシ祭り」で沸く鳥取中~西部エリアでのゲームは不可能に近い状態。そこで、「ゲーム可能な場所が限られるし、どっちにしても修行的ドMなゲームになる」と担当者2さんに伝えた。しかし返ってきたのは「大丈夫ですよ。慣れていますので(笑)」とのポジティブな返事。「流石や!」と思わずにはいられません。

 

 
前置きが長くなってしまったが、そんなこんなで迎えた釣行当日。事前の予報通り、強い西風に時折雨や霰が混じる悪天候だったが、弓ヶ浜に面した美保湾側では特に苦にすることなくゲームが出来そうだった。

ただ、連休初日の祝日であるにもかかわらずアングラーの数は少なめで、「サゴシ祭り」開催中のエリアからは少し離れるため、「ココでもイケるんかな?」と少々不安だったのだが果たして?

 

最初は、サゴシに絶大な威力を誇る撃投エアロ30gからゲームをスタート。しかし、水面でサゴシの跳ねは見られるものの、エアロの特性を活かしたスイミングパターンではバイトを得ることができなかった。そこで、今度はポーズとフォールを絡めた”ややスロー”なパターンで探るよう、エアロから撃投ジグ25gにチェンジ。するとこれが功を奏し、ジグチェンジ直後からヒットが連発。

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「祭り」とは言い難い状況ではあるが、担当者2さんも徐々にヒットを連発し始めた。

「いろいろ試したい性分なんで…」と、ジグだけでなくシンペンやミノーなどをとっかえひっかえし、いろいろな可能性を探っている担当者2さん。

いろいろ探る(試す)からこそ、自身の経験値もスキルもUPし、その場その場にコンバーションできる引き出しが増える。担当者2さんのゲームに対する姿勢に、改めて「流石や!」と思わずにはいられません。

そうこうしている内に、サゴシの活性がさらに上がり始めたようで、アチコチでロッドが曲がる状態に突入します。朝イチには反応が得られなかった、撃投エアロのスイミングパターンでもヒットが連発。こうなってくると、ジャークのバリエーションやリトリーブスピード。ロッドの縦しゃくりor横(下)しゃくりに、ジグの形状やカラーバリエーションなどなど、いろいろ試して良し悪しを見極めることが出来る。「このジグならこーで、こっちのジグならあーで!」といった感じで、ジグそれぞれの特性を活かした使い方をすることにより、プラスαの釣果を得ることができるのだ。

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今回は、撃投ジグ・撃投エアロにプラスして「謎のプロトジグ40g」も投入。ロッドを斜め横方向に構えた、軽くジャークを加えながらのスイミングパターンで、上々の反応を得ることができた。

そんなこんなで、悪天候の中でのサゴシゲームを堪能した担当者2さんと私は、境港の老舗ラーメン店「蓬莱さん」での温かいもやしラーメン(注:あんかけです)で身体を温め、

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再びターゲットを求めて境水道~中海を徘徊。担当者2さん的に「初体験で衝撃的だった!」という、雨風を浴びながらのショアジグシーバスゲームでドMな修業を重ね(この話は割愛)、米子の名店「天心さん」の温かい野菜ラーメンで一日を〆た。

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今後の気象条件等の推移にも因るが、サゴシメインのライトショアジグゲームは年内いっぱいから1月中ごろまで続くのではないかと思う。適度な凪・ベイトの回遊・潮汐等の条件がそろえば、キャスト毎にヒットするような「サゴシ祭り」の可能性も見込めるのではないだろうか?

 

最後に注意点を一つ…。

サゴシの口からフックを外す際には、横着せずに必ず「プライヤー」を使いましょう。

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【タックル①】
■ロッド:BOUZ C3 Shore8-1/2TZプロト
■リール:ステラC3000
■ライン:PEライン1号
■リーダー:ザイト磯フロロ5号
■ジグ:撃投ジグ25g 撃投ジグエアロ30g
■アシストフック:ジガーライト段差ホールド1/0
■テイルフック:STX-38プロト #4
【タックル②】
■■ロッド:BOUZ C3 Shore9-1/2TZプロト
■リール:ステラ4000
■ライン:PEライン1.5号
■リーダー:ナイロンリーダー30ポンドクラス
■ジグ:謎のプロトジグ40g 撃投ジグ40g 撃投ジグエアロ40g
■アシストフック:ジガーライト段差ホールド2/0
■テイルフック:STX-38プロト #2

2016.12.27 10:45 | Categories:フィールドテスター
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