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2019.05.24

【担当者より】・兵庫県(日本海側)、柴山の磯レポート

但馬で青物がアタリ出すと
昔の仲間と連絡を取り合う。

「アタッてますよ!吉成さんいついくんすか?!」と野太いいつもの声が電話口から聞こえる。
N島氏だ。日にちをあわせて電話を切った。

 

柴山港、ここはなにかと思い出深く、中山氏や西浦氏らと足しげく通った頃はもう20年も前。

撃投DVD1にも収録している場所です。

但馬はそんなに大型のヒラマサが出るわけではないのですが
日帰りができ、そこそこヒラマサも掛かり、トータルバランス的に
とてもいいのです。

「いつかは但馬でメーター」それが仲間内での合言葉のようなものです。

誰も、実現できていないけど
可能性はあるはず。

いつか、誰かが釣って見せてくれると感慨深い。

いまの道具なら、アタれば
取り込めるだろう。

 

但馬はいいですね。
鮎やアマゴの
川が磯のすぐ近くにあって、景色もいい。
温泉もありますしね。

 

さて、当日は早朝5:00柴山港を渡船出船。
地元の波止で知り合った先輩(今年無事公務員を定年退職された)と前日早めの1時半に出発。

現地には3時40分頃柴山に到着。

五時前に船長がいつもと変わらず、軽トラで登場。船にのってからものの10分ほどで見えてくる磯。ほかのかご釣り師さんら数名は大島側へ、私たち四人は鷹巣側へ。

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みな、ジグでトップで、思い思いに投げます。

遥か沖数キロでは、鳥山が見えましたが、私たちには一切反応がない。
誰にも追いも、ヒットもしないまま時間は、経過する。

けど、誰もやめない。

潮は緩くても
相手は突然来る。
それを知っているから。

65で底がとれた。

最近は【水中トンネル】をイメージします。
潮目や、潮の壁のように解りやすいものではなく

水中に魚の通り道
「水中トンネル」があるのではないかと。
魚にとって心地よい、通路。それは潮だから刻々と変化して
現れては消えます。

それを感じたのは一昨年の明石。

トンネルがあることが
わかった気がした。

それはジグでないと探れない。

あと、グローブを、つけているとわからないレベルの微かなものもある(と、思います)

今回も、致し方なく
グローブをはずしてみる。

こういうときに一番潮の圧力を感じやすいノーマルの撃投をつかう。

想像外の方向に、トンネルがあった。そこを集中してやる。

投げるたび、トンネルのポジションが変わる。

だから、投げ続けないといけない。

魚が通り過ぎてしまうから、投げ続けないといけない、というのは建前で、ほんとうは、潮の圧力変化を逃さず、トンネルを見失わないためなんです。

それでも、一時間近く反応はない。

だらけそうになる、けど、トンネルらしきものは依然として存在していますから、ジグを変え、ジャークを変え、リズムを変え、フォールを変え、フックを変え、

魚がそこにいるはず
何かの理由で食わない

と、勝手に思い込む(笑)

スタートして六時間以上たった11時20分。
なにかが撃投ノーマルにバイト。

スズキでした。

 

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ここ柴山は、ヒラメやスズキもジグによくバイトしてきます。

時合いか?

けれど
トンネルは微弱になっていきます。

あぁ、もうだめかな、、

回収は3時だから、あと二時間と少し。

トンネルは消えてしまった。

惰性で、ジグを投げ続けていた。
すると突然ヒット!

ヒラマサの躍動感が、ロッドを引き込んでいく。
大きくはなく70センチくらいのアベレージだろう。

久々の柴山ヒラマサ。

リフト7回目くらいだろうか?

残念ながら、ジガーライトしわりの二本がけ(自作)は、無常にも
フックオフ。

 

食い気がないところ
それでも、ジグを見に来た

スレ? だったのかもしれない。

 

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船を降りてから
船長としばらく、最近の海のことなどを話す。

渡船を降りたところで、港に腰かけてはなす。

 

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この時間帯が、好きなんですよね。

 

スズキしか取り込めなかったけど、行ってよかった。

そのあと先輩と矢田川温泉ですっきりして、アイスクリーム食べて、王将で食事して

8時には自宅に戻っていました。

 

スズキは、先輩が食べてくれるというので、丁寧に血抜きしたんですが、後日聞けば
塩焼きと、味噌漬けで焼いて食べてくれたようです。

 

柴山でのタックル

ロッド:ゼニス社ストームライダー烈火オリジナルHH
リール:98ツインパワー8000H
ライン:撃投PE3号
リーダー:(PEからFGで)ナイロン12号5メートル、プラス(三つ編みで)フロロ16号1、5メートル
リング類:ソリッドリング#5、スプリットリング#7
フック:自作ジガーライトシワリ3/0二本がけ
ジグ:撃投ジグ65~105㌘など

柴山港 福祥丸
090-3275-3013

2019.05.24 13:28 | Categories:担当者より
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