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2016.11.01

ノーマークの磯

●釣行日    :2016年10月23日
●ポイント(場所):千葉県鴨川市 地磯
●カルティバ フィールドテスター 渡邉長士

●使用ルアー/ジグ :ジャークペンシル160(菊池工房)
●使用フック/サイズ:ジガーミディアムロック#9/0
●魚種/全長(cm) :ブリ 115cm 13.1kg
●タックルデータ :
ロッド:ショアスパルタン コースタル103HH(ダイワ)
リール:ブラスト4500H (ダイワ)
ライン:PE3号
リーダー:ナイロン60lb

 
ご無沙汰しております。

千葉県外房在住の渡邉長士です。

近年は外房もショアからの青物が盛り上がっていますが、僕もライトゲームだけでなく連日のように青物を狙って外房の磯に釣行してます。

今の時期は1年のなかでも春とならびベストシーズンということもあり、最近の釣果を報告させていただきます。
まず、外房でのショアからの青物でメインターゲットとなるのがヒラマサ。

夏場はサイズが落ちますが、春、秋は5kg前後がアベレージで、なかには20kgクラスの可能性もあります。

去年のヒラマサ (2)

去年のヒラマサ

外房の磯の特徴はなんといっても遠浅で起伏が激しい場所が多く、根に突っ込むヒラマサには過酷な条件といえます。

もちろん、中には魚影が濃く足元から水深のあるポイントもありますが、そういう場所は当然競争率も高くなります。

そこで、僕がよく行く磯は実績のあまりないノーマークな磯。実は実績は無いだけで魚がいる場所はまだまだあり、その開拓も兼ねた釣行が楽しいんです。

外房では9月中旬くらいから秋のショアマサシーズンの開幕となりますが、最近は色々と忙しく秋のヒラマサ狙いはまだ3回ほど。

秋シーズン初釣行では9月に3kgほどをキャッチしましたが、それ以来ヒラマサの姿は見てません。

今年の9月のヒラマサ
そこでノーマークの磯に久しぶりに釣行したのが10月23日。

この日は日曜ということもあり朝マヅメから各磯には先行者がズラリ。

しかし、ノーマークの磯にはやっぱり先行者はナシ。

16cmのダイビングペンシルをショートキャストすると、1投目からメータークラスがチェイス。

その後もバイトがあり、3度目のバイトでフッキング。

この魚が115cm13.1kgのブリだったのですが、この詳細は11月15日発売の「ソルティー!1月号」に2Pですが掲載予定なので、そちらを見て頂けると幸いです。

ブリ 115cm13.1kg

 

このブリをキャッチしたフックがジガ―ミディアムロック#9/0。最近はトップゲームでもシングルフックを使うことが多いです。

その理由は外房の地形。前述のように磯に起伏があり、そこにカジメなどの海藻も生えています。当然、ヒラマサはヒットしたら磯のブレイクや海藻帯の中へと突っ込んでいきます。そうするとトリプルフックは磯や海藻に掛かってしまいキャッチできない確立が高くなってしまいます。

その点、シングルはもし磯際や海藻に突っ込まれても引っぱり出せることが多いのです。

そしてファイトスタイルも関係します。

外房の船からだと最近のスタイルはバラシを防ぐためにポンピングをせずにリールだけで一定のテンションをかけながら寄せてきます。

しかし、ショアからでは掛かった瞬間から強引にファイトして魚を浮かせないと足元にあるブレイクを越えられません。

トリプルフックは掛かる確立はシングルよりも高いかもしれませんが、掛かりが浅い場合もあります。それでは強引なファイトでは口切れしてしまう場合も多いのです。

ジガ―ミディアムロックはパッケージやカタログにも記載されている通り、ラフファイトでの口切れを最小限にするフック。負荷のかかるフトコロ部分が丸軸で、形状も点ではなく線で魚肉をホールドするので、口切れが少ないのです。タフワイヤー素材なので強度、刺さりも良く特にショアからはベストなフックだと思います。

そしてシングルの場合は掛かりが浅いということがほとんどなく、「しっかり掛かる」か「掛からない」かなのです。

掛からなければセカンドバイトもあるので、ショアからの貴重な1匹はしっかり掛けて強引に獲るというスタンスが今のところベストだと考えています。

もちろん、場合によってはトリプルの方が良い場合もあり、使い分けが大事だとも考えています。

ブリ 115cm13.1kg (2)

ブリ 115cm13.1kg (3)

13kgのブリをキャッチしたあとも仕事前に2回同じ磯へと釣行してますが、釣りができる時間は午前7時までの1時間ほど。

バイトやチェイスはあるものの、キャッチには至りませんでした。

というのも、時合が午前7~8時頃にくることが多く、平日はその時間まで釣りができないのです。
ということで、たっぷり釣りのできる翌週の日曜日(30日)も同磯に釣行しました。

午前5時頃が満潮なので、朝マヅメは無理をせず安全に釣りができる午前7時頃に磯へ到着。
水色は良好。いかにも「出そう」な雰囲気。

しかし、まったく反応は無く1時間経過。この日の気温はガクっと下がり温度計では11.5℃。
水温も下がったか?と水温をチェックすると20.5℃ある。水温は問題なさそうだが、移動した方が無難か・・・

と葛藤しているとカマスのようなベイトが跳ねながら沖から近づいてきた。

シラスのようなベイトを捕食しているのか、またはカマスが追われているかは分からないが、とりあえずベイトの方へキャストすると数回アクションさせたところでドカンと水面が炸裂。

一発で掛かったので追いアワセをしてファイト開始。強引に巻きながら魚を浮かせようとするも、7kgほどにセットしたドラグが時折出る。

それでも足元のブレイクを無事に越え勝負はついたかに思えたが、岬状の磯際を横に走りだした。このままだとPEが磯に擦れる!

岬状の磯の先端に出れば磯はかわせる。しかし足場が低くウネリがくると危険。でも降りる?一度ラインを出して立てなおす?でも目の前のブレイクが危険・・・と脳内で色々と考えてしまった結果、一瞬対応が遅れてラインブレイクしてしまった・・・
見えた魚体は10kgほどのヒラマサ。悔しい。

 

これでまた磯通いが続きそうです。

2016.11.01 11:14 | Categories:フィールドテスター
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