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2020.06.17

1発で食うか食わないか緊張の瞬間

●釣行日:2020年4月5日
●ポイント(場所):愛媛県某地磯
●お名前:マコさん
●使用ルアー/ジグ:K-TEN K2F 142
●使用フック/サイズ:カルティバ STX-45ZN 1番
●魚種/全長(cm):ヒラスズキ 84cm

 

 
Birthday Fishing。

いつ以来だろう。

今年の誕生日は珍しく休日と重なった。

事前に調べたこの日の天気予報によると、タイミング良く海も良い感じに時化予想と
なっていたので、いつ以来だろうバースデーフィッシングはサラシを求め磯ヒラスズ
キを狙いに行く事に決定。

 

さていよいよ当日がやってきました。現地の磯へと到着すると予想通り目の前の海は
良い感じに時化てサラシが広がっておりヒラスズキを狙うにはかなり期待が持てる状況。

こりゃ今日はヒラスズキ頂きだな。なぁんてすでに釣れる気でいる単純な考えの
わたしは気持ちを弾ませながらタックルの準備に入る。

今回は満潮からの下げ始めの潮を狙ってみたかったので、そのタイミングとなると本
命ポイントを狙うには1時間ほどの時間の猶予がある。

なら、まずは肩慣らしに手前のシモリ付近から順番に探っていって、最終的に本命ポ
イントへ入る手順。

ルアーは毎回パイロットルアーとして使ってるK-TEN K2F 142。それにカルティバ
STX-45ZN 2番をセット。

ちなみに本命ポイントを攻める際はフックサイズを2番から1番へサイズアップさせる
のがいつものパターン。

 

本命ポイントで何故フックサイズを上げる必要があるのか?

 

その理由はいくつかありますが、まず狙いたいヒラスズキのサイズにフックサイズを
合わせる必要があるという事。

 

メーターヒラスズキを確実に狙って釣りたい!という思いが純粋に私の中で強い信念
としてあり、あの強烈なパワーに負けないフックとなると、STX-45ZN 1番の番手が、
サイズ、強度的にもギリギリの番手サイズになるからなんです。

 

これより番手が小さくなると掛かりの深さや強度の面からもデカいヒラスズキと
やり合うには若干不安がある。

 
そりゃSTX-58シリーズを使用すれば強度の面ではかなり安心出来ますが、刺さりやす
さの面でSTX-58だとフック径が逆に太過ぎて口の周りがかなり硬いヒラスズキには太
い径のフックは刺さりにくく不向きに思う。

 
まして普段柔らかめのロッドを使ってヒラスズキゲームをしている私にはSTX-58だと
フッキングの際にフックを硬い口に貫通させる事が難しくヒラスズキゲームには微妙に
使えないのと、ルアーに対してフック自重が重過ぎてルアーとの相性も悪くルアー操作の
面からも扱いづらいっていうマイナス面もあります。

 

また、ヒラスズキゲームではよくあるパターンとして、フッキングの際に薄皮一枚で
のヒラスズキとの攻防という場面。

皆さんも経験あると思いますが、ヒラスズキ特有の捕食行動によるものと思いますが、
ヒラスズキがバイトした瞬間かなりの確率でフッキングが薄皮1枚の状況になる事が多いです。

でもSTX-45ZNならではのフトコロの直線的な形状が見事に薄皮を見切れさせずにしっかりと
圧縮ホールドしてくれ、これが結果としてギリギリのところでヒラスズキをキャッチする事が
出来る要因となるわけなんですが、こんな経験は他のフックではなかなか体験する事がなく、
私の中で経験してきたヒラスズキゲームではSTX-45ZNシリーズのフック勝る製品は今のところ
他に無いと断言出来るほどです。

 

あと、フックの自重を利用して自分がイメージしているトレースラインにルアーを
しっかりと送り込む事が出来て尚且つフックの体積を利用し水抵抗でルアーを大きく
泳がせ過ぎない様にする為でもあります。

 

フック自体の体積と自重も上手く活用したいという欲通しさが如何にも私らしいとこ
ろです(笑)

こんな感じで本命ポイントでSTX-45ZN 1番を選択する私なりの理由となる訳なんです
が、ちょっと余談が長くなりました。

 

 

 

 

さて、いよいよ本命ポイントを狙う時間がきました。

サラシの出方や流れ方、サラシの厚さも申し分なし。

無駄打ちはせず、ジッと波を見ながらキャストのタイミングを図ります。

 

 

ほぼ1発勝負のヒラスズキゲームは勝負が早い。
1発で食うか食わないか、緊張の瞬間。
デカいヒラスズキほど1回でもミスバイトすると次はほぼ食って来ない。

 
なかなかシビアな釣り。

 

 

狙うはサラシが広がる下にあるデッカい岩、その影に潜んで捕食のタイミングを今か
今かと待っているであろうデカいヒラスズキに一点集中で狙う。

ルアーをサラシの流れに乗せ、上手く理想のレンジまでしっかり送り込む事が出来れ
ば間違いなくヒラスズキは口を使うはず。

 

大きめの波が来たっ!よし今だっ。

 

K2Fをサラシに同調させ流れに乗せてポイントへと上手く流し込む。
サラシが濃くルアーは目視出来ない。
明確な想像力。
目は開いているが頭の中は完全に水中イメージ映像としてしか見えていない。

 

ルアーにカメラを仕込んで水中を見ている感覚に近いのかな。

 

全神経がロッドの先端に集中し、この瞬間は全身の毛穴全開だったと思う(笑)

 

コツンっ!金属的な小さなアタリ。

 
一瞬ゾワッと鳥肌が立ち、すかさずアワセを入れると、ビタッと暴れる事なく根掛か
りのように全く動かない。

 

瞬間でまずまずの良型が来た!と分かった。

 

魚が掛かってからランディングまで、海が荒れているせいでかなり時間を要した。
ただただ重たく途中ガンガン走られかなり冷や汗が出た場面もあったが終始焦らず何と
かバラす事なく無事に取り込めた。

 

フィッシュグリップでヒラスズキの顎をしっかりホールドしたその瞬間一気に身体中
の力が抜けた。

 
よっしゃー!空に向かってガッツポーズ。

 

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全てのタイミングがバッチリ自分の計算通りになった釣りが出来た。
これはほんまに嬉しい。

 

まぁ結果としてはメーターヒラスズキには到底及ばないサイズではあったが、今回も
しっかりと狙ってヒラスズキが釣れた事が私にとって大変意義深いものとなった事は
間違いない。

 

たまたま釣れたんじゃなく、しっかり計算し確実に狙って釣り上げた事に釣りとして
の充実感というか、これが今の私の釣りの楽しみ方なんだと改めて思います。

 

これからも自分がやりたい釣り、自分らしさを大事に釣りを楽しんでいきたいと思います。

 

長文ご拝読ありがとうございました。

 

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2020.06.17 09:16 | Categories:撃投釣果投稿
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