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2017.09.12

フォールがとまりストライク!

●釣行日    :2017年9月2日7日
●ポイント(場所):天草周辺
●氏名     :上津原 勉

●使用ルアー/ジグ :撃投ストライク125g、150g、撃投ジグレベルウルトラスローエアロ
●使用フック/サイズ:シワリ3/0、4/0、ロック5/0、7/0、早掛3/0、4/0
●魚種/全長(cm) :ネリゴ

 

太平洋側に台風があった9月2日、台風うねりの陰になり、台風の影響による強い風が

オフショアとなる天草牛深沖へ行ってみました。

天気予報では北東の風が10m/s以上吹きそうですが波は2mのち1.5mで船長も風は落ちるだろうとの事で、

明けの明星とオリオン座を見ながらの出船となりました。

 

乗せてもらった磯は北東の風の影響で波長の短いうねりが右から数多く入っている状況で、

右からの横風で3-6m/Sの息をするような強弱のある風が吹いていました。

 

PE4号タックルで125gストライクでは横風にラインが取られ過ぎた為、

ジグのサイズを上げて150gにすると横風の影響に負けず底どりが快適です。

フックはロック5/0とシワリ4/0でシワリがちょっと長めのアシスト。

 

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流れは押し込んできている、うねりがありサラシもある、水深が変わるカケアガリも沈み瀬もある、

しかし全く魚の反応はなく底を叩くもアカハタも全く当たりません。

水は緑っぽく濁っており回収するジグが冷たく感じます。

 

やがて流れはフラフラと不安定になり、潮位が下がってくるとうねりの入る角度が正面よりに変わり

水深が浅くなった為うねりが盛り上がり始め、沈み瀬付近ではうねりのトップがブレイクし始めました。

潮位は下がっているのに這い上がるうねりの到達点はどんどん高くなりしぶきをかぶり始めた為、

早めに荷物をまとめて見回りのタイミングで迷わず瀬替わりです。

 

朝船を着けてもらった場所には船を着けれず、反対側に回っての回収となり

舳先を近づけてもらったタイミングで飛び乗る状況でした。

離島遠征の大型渡船に比べて近場の渡船はより波打ち際で船に乗る為、近場でも磯では気が抜けません。

 

次は風下向きのあまりうねりの入らない磯に乗せてもらいました。
安全第一、磯の雰囲気にちょっとホッとしてさっきまでちょっと緊張していた自分を感じます。

 

この磯は海水の緑っぽい濁りもなく流速はゆっくりですがいきいきとした流れが入っており、

150m程沖にベイトの塊が二つあります。

一先ずハガツオが釣りたかった為、ストライク125gにシワリ3/0シングルの極端に軽いフックにして

ジャークでのダートの自由度を増して中層でのアピール重視で始めます。

 

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ストライクはダートの自由度を増す(ジグの側面が受ける水圧での動きの変化を妨げない様にする)と

ダート中にパンっと方向転換してV字にダートしたり、2回方向転換してN字にダートしたりします。

いろいろ試していると、このダートアクションを出すにはいくつかの要素があり

 

●フックセッティング

●リーダーの太さ

●ジグのサイズ

●流れに対してアップかダウンか

 

あたりが関係しているようです。

 

ジグサイズは変えずフックやリーダーの抵抗を変えるか、

フックやリーダーを変えずジグサイズを上げて重たい分自走する力を強くするか、

ジグもフックもリーダーも同じでも流れに対してダウンに入れてジグに当たる水の抵抗を大きくして、

流れに対してアップよりもダウンでダート幅を大きくするか、といったところでしょうか。

 

キャスト後底を取らず中層からジャークしはじめ、

VNダートでのアピール+キラキラローリングフォールで広範囲の魚に向けてアピールします。

ジグの操作感は面白いのですが、ここも全く魚の反応はありません。

流れの方向が変わると見えていたベイトの塊もなくなり、磯際に見える魚も少なくなっていきます。

ここもアカハタも全く当たりません。

まったりとした雰囲気の中いろんな種類のジグを投げ続けていると

少し流れが押し当ててきたようなタイミングで、ストライク125gにシワリ4/0ツインで見えている沈み瀬の近くを

1秒1ピッチくらいのフォールを入れるゆっくりしたジャークにモソッと何かがヒット。

 

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かわいいネリゴの下顎にシワリらしい掛かり方でした。

この一匹の後、当ててくる流れがだんだんと強くなってきましたが

この日はこの一匹だけで他の方もアカハタすら一匹も釣れなかったとの事でした。

こういう日もありますからこれはこれで良しとします。

 

 

そして翌週、

おっさんジャークでフォールが止まる当たりで釣ることを目標に海の様子を見に行きました。

潮止まり前のゆっくりとした当て潮で、開始3投目、

ストライク125gにシワリ4/0ツイン(ソリッドリング5.0)で中層を1秒1ジャークペースでフォールを意識して暫くしゃくり

1秒3ジャークにスピードアップした5ジャーク目でモソっと下顎フッキングでネリゴヒット。

 

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流れがさらに緩くなった為、シワリ3/0ツイン(ソリッドリング5.0)に変えます。

ゆっくりとした当て潮へのアップでこの組み合わせでVNダートしてくれます。

 

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キャスト後底を取り、竿尻を股関節に当てて2秒1ジャークくらいでロッドを立てて

ゆっくりおっさんジャーク。

 

底から3しゃくり目のしゃくっている途中にガガッと穂先に響くあたりがあり、

上顎フッキングでネリゴヒット。

 

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ロッドを立てているとアタリがロッドに響きます。

口が切れていましたが、ジグが上がる途中でのヒットだったので、シワリでも上顎に掛かってきました。

 

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流れの状況は変わらずで、竿尻を股関節に当て3秒1ジャークでフォールを長く入れてみます。

フォールの時にラインが引っ張られるスピードでジグがキラキラローリングフォールをしているか

テールからすとんと落ちているかわかりますが、穂先でジグの少しの重みを感じるラインテンションにしてしまうと

ローリングフォールを止めてしまいテールからストンと落ちるようです。

風の強さ次第ですが、ラインを風下側へすこし膨らませてたくらいのテンションでフォールについていくと

ローリングフォールを持続しつつ穂先でついて行けるようです。

そんな感じでロングフォールを楽しんでいると、フォールが止まるというよりは

ジャーク後全くラインが引っ張られない!あれ?もしかして?合わせるとガツン!

 

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魚はかわいいサイズですが、おっさんジャークのフォールが止まる当たりで今日の目標達成!

早めのジャークで釣るとヒットした時の驚き1回ですが、

おっさんジャークはラインが止まる時と合わせた時の2回の驚きがあるので、シンプルに楽しい!

 

自分の経験ではロングジグで早めのジャークの方が多くの魚を釣っているのですが、

おっさんジャークで釣った方が断然面白いので、くせになる面白い1匹を積み重ねていきたいと思います。

 

この日はフォールに拘ってこれらのジグを投げたのですが、ヒットはストライクのみでした。

 

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ちなみに魚の胃の中には8cmくらいのキビナゴがたくさん入っていました。

 

最後になりましたが、機動バッグ、めちゃくちゃ便利です!

 

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使用タックル
ロッド:COLTSNIPER XTUNE S908XH
リール:SPHEROS SW 8000HG
ライン:PE4号
リーダー:24号

2017.09.12 12:00 | Categories:撃投釣果投稿
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