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2022.09.08

【 担当者より 】・本日のレポートと、レイドバックのこと

おはようございます。
本日もレポートをじっくり拝読しました。

マサシさん、キムチ納豆さんレポートありがとうございます。

今日のお二人のレポートに関しての共通ワードは
「感じとる」でしょうか?

メタルジグは水中にあり、その素材特性上、離島の激流でも、超ユルい湾岸潮でも釣りができます。

離島の激流なら大型バイトに備えてのある種の恐怖感。
湾岸なら完全に止まった潮が揺らぐタイミングをとらえてヒットに持ち込む繊細さ。

そんな緊張感や、繊細な妙味、すべての状況を味わうことができるのだと思います。

だからこそ、その時々の潮にあわせて、見えない水中をイメージし、関知し、アングラー自身の感覚を研ぎ澄ませて集中力を高めていく。
いい釣りされてますね。

キムチ納豆さんのレポート内にあった
「潮が効いているか確認」
マサシさんのレポートにあった
「ストライクから伝わる感じに違和感」
これらはその感覚的な味わいを言い表していると思います。

ヒットに繋がることが少ないショアの釣りも、そんな引き出しを総動員してヒットに繋がれば気分はサイコーです。
釣った感で満たされますね。

さて、もうすぐレイドバックがリリースされます。

レイドバックは、アンチテーゼです。

かこ10年くらいでしょうが、ショアジギングを取り巻く様相は変化してきたことを感じます。

「投げて巻くだけ」

そういうワードがさまざまなシーンで見聞きされるようになり、ショアジギングが誰でも簡単に釣果に繋がるようなYouTubeが世に溢れました。

ルアーのパッケージにそう書いてあります。

みんなそれを信じて、「簡単に釣れるんならやってみよう」と釣り場にやってくる。

で、「投げて巻くだけ」を繰り返す。

ラッキーなことにそれで釣れればもう一度釣りばに向かうでしょうが、釣れなければやめてしまう。

そんな人を大勢見てきましたし、知っています。

ショアジギングは、考えないと釣れません。
引き出しをひとつづつジブンデストックしないと釣れません。
なによりも投げ続けないた釣れません。

考え、投げ続け、引き出しを増やすことを繰り返した人は、徐々に、少しづつでもその奥深さに触れ始めることになります。

やめていく人を、大勢見てきたなかで、どんどん深めて行く方も少しづついらっしゃることを実感してもきました。

アンチテーゼとは

ちょっと、攻撃的な表現をさせてもらえば

「なめんなよ」

この釣りはそんなに浅いもんじゃない。
ということです。
そんなに浅いもんなら、もうとっくに飽きてるでしょう。

 

そんなに簡単に、つれないからこそ、一尾に価値がある。そう思ってやって来ましたし。いまも変わりません。

投げて巻くだけなんていうあまりにもイージーな言葉が跋扈し、主流として大きな流れに巻き込まれていったショアジギングのここ10年に、ずっとわたしは違和感をもってきました。

その流れへのアンチテーゼです。

そんなに浅いものでもないですよ。という。

レイドバックは、両立のジグです。
融合のジグ。

潮を感じること
低刺激であること

そのふたつを両立させるための。

そのどちらか片方ではダメだと思います。
両立させなければ。

このふたつは、実は相反する要素で、納得する形にするのはとても難しいものでした。

 

大型の魚が、補食するのはほんの一瞬です。
ジアイというほどもないくらい、一瞬です。

一度きり、といってもいいくらいで。
ジアイというほどの長い時間、何度も何度もベイトを追わない。
若い魚と代謝効率も違いますし、経験値も違います。
ツバスやハマチといった若魚のようには追いかけ回しません。

だからこそアングラー側が「食うタイミング」「食いそうな一点」を関知する意識と集中力を維持することは大事ですね。

その上で、違和感のないナチュラルな浮遊とフォールが活きてきます。
見切らせないこと。
なんとかバイトに繋げたいという。

レイドバックのコンセプトは「投げて巻くだけ」の対極に位置するものです。

擊投として、アンチテーゼですね。

なにをもってショア専用と謳うのか?
そこにこだわりを持ち続け、そういう楽しみをさらに深めたいと思うアングラーと共有したいと思ってます。

投げて巻くだけ、ではレイドバックの持ち味は、活かせません。

引き抵抗も、重いほうです。

発送開始を近日に控え、お二人のレポートにそのエッセンスに繋がるものを感じましたので、レイドの背景を少し振りかえって書いてみました。

画像のような原型を試しはじめてからもう数年も経っています。

こうして営業職として各地の釣具店さんに日々お伺いする現場思うこともあります。
ショアジギングに関心をもってくれる店員さんは各都道府県に1人いらっしゃるかどうか、まだまだ一般的でなかった20年前。そのことを思えば、いまは店員さんにもショアジギングされてる方が増えました。店頭接客の後押しでサポートもしていただけている実感がハンパない時代です。

そろそろ落ち着いて、釣れない釣りを釣りをあえてやることの妙味を感じ取ってもよいのではないかと思います。

ようやく「両立」という感じがします。

 

2022.09.08 12:31 | Categories:担当者より
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