【担当者より】・釣りは旅ですなぁ。古い友人と
但馬で三浦さんがいい魚をあげていた。
詳しくは先日の三浦さんの丁寧なレポートをご覧いただくとして。
ヒラマサ85クラスを2本というのはこの海域では突出している。
私の連休はこま切れに用事があったりで、今回は遠征を断念。
「俺も三浦さんみたいな魚を釣ってみたいなぁ、但馬行こかな」
と、船長に電話してみると
「長島君が1日にきんなるで」と但馬弁でいう。
「きんなる」とは「来んなる」。つまり「長島君1日に来るよ」という意味です。
営業担当として但馬~鳥取を七年担当していた私にとって、このエリアにはとても愛着がある。
長島さんは、昔はよく但馬や明石で投げまくった仲間のひとり。
長島さんが柴山に行くなら行こう。
そう思った。
前日の午後、ゆっくり自宅を出る。
その途中
和田山で昔なじみのお店「日下部釣具店」に立ち寄った
日下部釣具さんは、但馬の磯にはめっぽう詳しい。
カゴ釣りのエキスパートが集まるお店です。
撃投の黎明期にはずいぶんと但馬の磯の情報などで助けてくださった。
日下部釣具さんをでてからそのまま9号線をしばらく走ると出石そばの看板がある。
名物出石(出石)そばをひとりで3人前食べて超満足。
出石そばはよく嫁さんとも食いにきたことを思い出したり。
途中、鮎の名川「矢田川」でところどころ立ち寄って瀬の状態を確認したり
鮎の入れ掛かりを経験したときのことを思い出したり
いろいろと懐かしい記憶をたどりながらゆっくり柴山港へ。
船が出るかどうか微妙な天候でしたが、もし出なくても、但馬には川がある。
矢田川、岸田川、少し走れば、千代川、八東川、 ・ ・ ・
毛ばりのタックルも積んでるから、いかようにも楽しめる。
スーパーで、翌日の飲料や食料を調達し、そのあとゆっくり矢田川温泉へ。
よる9時まで営業だから八時ごろにはいってゆっくり一時間温泉ですごした。
そうこうしていると長島さんから電話
「船長が明日出す言うてますわ」といつものやる気満々な声。
矢田川温泉から渡船乗り場まではほんの10分ほど。
早朝の出船時間まで車内でビールを飲みながらボーっとしていたらいうのまにか寝てしまうのが常です。
当日朝、長島さんら三人と合流。
鷹の巣へあがるというので、それに私も混ぜてもらった。
予報どおりううねりによる波がある。飛びわたるときは結構タイミング取りに苦労しつつ飛びわたった。
いい思いをしたり、はたまた、海に向かって左側に広がるオーバーハングでぶち切られたり。
私が好きな足場は鷹巣の一番西はしの先端。
そこで投げる。
朝、やる気満々の4人、開始後一時間ほどたっても
誰にもなにもアタリがなかった。
ジグにかかるテンションも軽い。
投げ続けていると、沖にうっすらと潮のよれ? があるように見えた。
とにかくそこまで飛ばしたかったので、ジグを普段あまり使わないエアロにチェンジ。
3回目くらいに、フッとテンションが緩んだかと思うと魚の感触がして、ずりあげるとサゴシでした。
そのあと、数時間アタリなし。
私が、とても心地よい岩のくぼみを見つけ、昼寝してると
長島さんがメジロを一尾あげていた。
長島さんは面白い。私の友人たちは私に気を遣ってくれるのか、結構撃投シリーズを投げてくれていることが多いのですが長島さんはそんなことはまったく気にしない
「これよー釣れますよ!」と、他社のジグをローテーションしながらぶんぶん投げまくる。
「たのむでしかし、撃投も投げてー(笑)」というと
「いやいや、これめっちゃつれますねん」と某オフショアブランドの高級ジグを投げていた。
そういう気を遣わないところが私にとっては心地いいんです。
回収まで二時間ほど残すころ、長島さんがなにやらでかい魚をヒットさせた。
彼をして「これでかいですわ!!」とガチのファイト。
結果からすると、根ズレの直後にフックオフ。
「ハリもほかのメーカーやろ?どこのはりなんよ?」
と、私が突っ込みをいれると
「ハリはシワリですよ」との返答。
「そりゃヒラマサのほうが上手やな、ハリはわるないで(笑)」と私。
そんなとても面白い一日でした。
ちなみに柴山大島には6人のルアーマンが上がり
ヒラマサをあげたアングラーがいたそうです。
足掛け一泊二日の車中泊ですが、今回も楽しめました。
「釣りは旅」といつも思います。
レポートくださった皆さんも
読んでくれてる皆さんもありがとうございます。
連休はまだあります。良い釣りを。
私の連休後半は、昔の先輩と、どこかの川にフライ流しにいくと思います。
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