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2016.05.02

The Day…

●釣行日   :3月24日
●釣行エリア :千葉県 外房
撃投モニター 大野

●使用ルアー/ジグ :タックルハウス ブリットペンシル140SW  ロンジン レビンヘビー
●使用フック/サイズ:STX-68 ♯2/0 STX-58 #3
●魚種/全長(cm) :ヒラマサ
●タックル :

ゼナック ミュートスアキュラ100HH
シマノ ステラSW14000XG
カルティバ 撃投フラッシュPE5号
よつあみ FCアブソーバー 100lb
よつあみ 磯ハンター 15号

ゼナック デフィバーンブラックフィン S116
シマノ ツインパワーSW5000XG
カルティバ 撃投フラッシュPE1.5号
シーガー プレミアムマックスFC 25lb

 

 

The Day……

サーフィンを嗜む者にとっては聞き慣れた言葉である

直訳すれば「その日」といったニュアンスだがその言葉が意味するのは「最高の日」や「特別な日」生涯忘れえぬspecialな日、それがThe Dayである

 

2016年3月24日、まさに私にとってのThe Dayとなり心に刻まれた

自身の手元で、足元で横たわるヒラマサ達との激闘の感触・記憶が。。。

 

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正直に話せば前夜まで、いや磯に立った夜明けのその時まで、気持ちは前向きではなかった

前日まで海の状況は思わしくなく、釣友たちも連日ボウズ続き

簡単に手にできない相手ではあるが、連戦連敗の様子を耳にしていれば腰が重くなるのは当然だろう

しかし世話になっている釣具店主から、「一人宜しく!」と頼まれた以上は行かねばと、気持ちを叩き起こすように海へと向かった

 

慣れていない釣友を考慮して安全磯を予定していたが、すでに先行者の姿があり、仕方なく激しい波が打ち寄せる隣の一級磯へ

夜明け前にまずは安全な足場で一息、釣友に磯の特徴をレクチャーする

私もサラシ場でヒラスズキを狙うつもりで準備を始めたが、夜明けと同時に鳥が忙しなく飛び回る

彼らはやがて集まり海面を刺し始め、そこにヒラマサが回ってきている事を伺わせた

その光景は萎えていた私の心を奮い立たせるに十分であった

釣友に「ヒラマサが回ってきたみたいだから様子見てくる」と伝え、ヒラスズキ狙いのサラシ場から激磯へ渡った

 

どんよりとした曇り空に吹きすさぶ強風、そして激しい波が打ち寄せる磯は、アングラーの心技体を試しているようにも思る状況であった

間断なく押し寄せる波と荒れた海面、浮くルアーでは勝負にならないのは自明の理である

迷わず100g級のシンキングペンシルを選択、波の間隙を縫って撃投!

果敢にルアーにアタックしてくる鳥を避けながら2,3投、すぐに反応が出る

遠くても、ラインスラックが多くても「コンッ!」と、マルスズキと間違うような、しかし明確なそのアタリを心身ともに覚えていた

リールを巻きながら力強く、大きく二度フッキングを入れる

ヒット直後から首を振る感触で竿先を叩く、相手は間違いなくヒラマサ!

荒れた波と流れも加わり重量感に溢れた抵抗をするが、ファイトに何の躊躇も迷いもなかった

主導権を奪われないよう、まさに全力でポンピングを繰り返す

時折激しく砕けた波に体を弾き飛ばされそうになるが、転ばされないよう必死に踏ん張り堪える

相手は何度か突込みはしたが、ドラグを出す事無く速攻で磯際に寄せた

浮いた魚体は間違いなくメーター級、十分なサイズ!

あとは磯に打ち上げる波を待つだけだが、荒れた磯で一番危険を伴うのがランディングである

どうしても魚に注意が向いてしまい、自身が波に飛ばされる危険が高いが、幸い磯に上げるのに十分な波が打ち寄せ、無事ランディングに成功

波に流されないよう急いで尻尾を掴んで安全地帯に運び、釣友と交歓のガッツポーズ!

メーター超の見事な魚体を前に最高潮の興奮と、一息の達成感を得た

 

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しかし、目の前の海はさらに盛り上がりを見せ、至る所でボイルの水柱が上がり、サンパク(ハマチ)のナブラが一面に広がる

手で触ってリーダーをチェックしてキャスト再開、すぐにバイト!

一本目の激闘後とありアドレナリンが漲り、全身に力が湧き上がる

速攻で寄せたのは先程より一回り小ぶりなヒラマサ、それでも90cmは超えている

しかし今度は高い足場に寄せてしまい、ズリ上げる場所はない

低い足場まで移動を考えたが、打ち寄せる波がその暇を与えない

迷いは禁物、波のタイミングに合わせて一気に引き抜く!

2mを超える足場であったが、6キロを超えるヒラマサは宙を舞い無事ランディング

 

2本目をストリンガーに繋ぐ間も、鳥山にボイルは続いている

まさに祭りと呼ぶに相応しい状況で、再開するとすぐにヒット!

しかし軽い手応えで上がったのは、70cmほどのサンパク(ハマチ)であった

メーター級ヒラマサとの全力勝負に割り込むにはあまりに軽く、弱い相手である

次はヒラマサ!と念じてキャスト、すぐにバイトが出るまさに入れ食い状態

フッキングの手応えと重量感から今度はヒラマサと確信し、同じように速攻勝負をかけ足元に寄せた

二本目より一回り大きいメーター弱だが、変わらず容赦ない波が打ち寄せる

一瞬躊躇したが、迷っているヒマはなく先程と同様に抜き上げ、磯際に上げてからさらにロッドで引き寄せたその刹那「バキン!!!」と乾いた破裂音が響く!

なんと、3本目のランディングでロッドが折れてしまった

 

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抜き上げて竿が曲がった状態からさらに引き寄せたのが原因だろうか

自身の未熟さ・余裕の無さを悔いたが、激磯にはそれを許す優しさはなかった

 

ヒラマサとの激闘3発で心身ともに興奮は最高潮だったが、ロッドの破損は気持ちを落ち着かせるに十分なアクシデントだった

全体が浅く、スリットやシモリの点在するこの一級磯、よくヒラマサがヒットするが、そのキャッチ率は五割以下であろう

その難所で3ヒット3キャッチ、上出来な内容であったし、もう十分満足できる釣果を得られた

 

しかし、目の前の海はいまだ異様なまでの生命感に溢れている

至るところで水面が炸裂し、ヒラマサが背びれを出して泳ぎ回り鳥が刺し続ける

茫然とそれを眺めていたが、せっかくまだ魚がいるのだからと再び小さな闘志が湧く

ヒラスズキ狙いのタックルを手に、軽い気持ちでキャストしてみた

95mmのシンキングペンシルはまさにエサだったのか、着水すぐにヒット!

「来た!食った!!」と思わず声が出たが、魚と繋がっているのはPE1.5号に25lbリーダーである

相手は6キロを超えるヒラマサ、力関係は明白である

凄い勢いで突っ込まれ、ブレイクを避けるべく竿は立てずドラグを出されるまま耐える!

何とか切られずに止まったので、ハンドドラグでポンピングして浮かせにかかる

何度か強烈な抵抗を見せたが、運良くブレイクされず数分後には力尽きたヒラマサが海面に浮いた

すでに相手に抵抗するパワーは残っておらず、波に乗せて無事ランディング成功

 

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完全に力負けのタックルで獲れた魚体を前に感無量と、同時にどっと疲労を感じ緊張の糸も切れた

スプリットリングは伸びていて、ルアーのテールは破壊されていた

フックは2本とも折れて伸びて、そのファイトの激しさを物語っていた

 

荒波が打ち砕ける荒磯でのヒラマサ4本とのファイト、まさに激闘だった

慣れていないアングラーはその場に立つ事さえ躊躇するだろう

すべての知識・経験・能力を出し切った充実感に、もう十分・これ以上投げる気にはなれずタックルを置いた

 

 

モチベーションが湧かず仕方なく来た、その日がThe dayとなる

思い描いた磯でなく別の磯で、全く予想外に、それが起こる

自然・魚相手はやはり思い通りには行かないし、だからこそ釣りは面白い

 

この日の事は一生忘れる事はないだろう

しかし、十分満足はしているが挑戦はまだまだ終わらない

まずは10kg、次は15kg20kgと、夢は尽きる事がない

 

今週も、来週もまた、時化でも凪でも磯へ立つ日が続く

ヒラマサを追いかける道は途切れる事はない

夢を追って歩き続ける限り。。。

 

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その日の状況・気持ちを伝えたく、普段と違った書き方をしてみました

お楽しみ頂けましたでしょうか?

長文にお付き合い頂きありがとうございました

 

 

 

2016.05.02 10:32 | Categories:撃投モニター
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