GWは「憧れの磯」へ
●釣行日
2022年5月3日~5日
●ポイント(場所)
長崎県男女群島(あじか磯釣りセンターさん乗船)
●名前
担当者2
●使用ルアー/ジグ/フック
舞姫120(ST-66 #4.5/0)、投次郎50g(STX-58#3+マスクドスピンM)他
●魚種/全長(cm)
ブリ90cmぐらい1匹、キハダ50~60cmぐらい1匹、アカハタ25~40cm10匹以上
エサ釣り:クエ60~80cm3匹、イシダイ45~50cm2匹、イシガキダイ30~40cm10匹以上
●釣果コメント
全国から多くの磯釣り人が夢を求めて集う「憧れの磯」、男女群島。
釣り場としてのポテンシャルもさることながら、絶海に浮かぶ要塞のような雄々しい景色を観るだけでも、釣行に値するといっても過言ではない秘境。
そんな男女群島に今年も釣行することができましたので、当日の模様をレポートします。
5/2の晩に兵庫県西脇市で友人の上野さん、同僚の一森君と合流して出発し、翌朝に長崎県平戸市のあじか磯釣りセンターさんへ到着。
出船は14時ですが、積み込みは12時頃から始まることがあるので、10時まで仮眠所で身体を休め、その後平戸大橋の近くの大型スーパー・エレナ田平店で食料や飲料を買い、だるま食堂で早めの昼ご飯を食べてから準備を開始。
当日は男女からの帰港便と入れ替え。
乗船人数が多かったせいか、出船は予定より少し遅れて14時半頃となりました。
4時間ほどで男女群島海域へ到着。
男島周辺から次々に下し、数組下したところで「西浦さーん」のコール。
私達は男島とクロキ島の間の馬込瀬戸にある河野瀬へ。
まだ日暮れまでは少しだけ時間があるので、急いで釣りの準備を開始。
潮は南から北へ川のように流れていたため、ダイビングペンシルでの釣りをスタート。
ST-66 #4.5/0をセットした舞姫120をややアップクロスに投げ、潮にドリフトさせるイメージでダイブさせていると、1投目から潮下のヨレでいきなりのバイト!
執拗な数回のバイトのすえにフッキングしたものの、潮下には根の張り出しがあるため、ラインブレイクを恐れて身切れ上等で強引なリフトを敢行したところ、足元近くでフックアウト。
一瞬姿が見えたのはそれなりのサイズの青物でしたが、身切れしてしまったのでしょう。
ラインブレイクするぐらいなら身切れのバラシのほうが精神的に負担は少ないので、強引なやり取りについては後悔していません。
一投目からのヒットに一同の心は躍りましたが…その後はひたすら投げ続けても反応がなくなり、やがて夜の部を迎えました。
夜の部は後日スタッフ一森がブログに書きますので、そちらをお楽しみに。
二日目は5時からスタート。
夜明けあたりは潮が動いており、いかにも釣れそうな雰囲気が漂いますが、全く反応はありません。
水深は浅く、フルキャストでも15mぐらいでしょうか。
ですので潮が動いている時間はペンシル主体の釣りを続けます。
しばらく投げ続けましたが、反応はさっぱり。
そんな中、上野さんが底物狙いをスタート。
エサは赤貝で、マキエのウニ殻を船に置き忘れてしまったので、赤貝を割ったものをマキエしてから仕掛けを投入。
するとすぐにアタリがあり、まず大型カンムリベラをヒットさせ、その後すぐに本命のイシダイをゲットされました。
狙いは足元の潮のヨレ。
虫ヘッドパワーで狙えると思い、上野さんに了解をもらって私もイシダイ狙いをスタート。
先日男女群島で虫ヘッドパワーを使ってイシダイ を釣られていた方のInstagramの投稿を拝見したので、チャンスがあればやろうと思っていたのです。
PE2号、フロロリーダー8号のシーバスタックルに、虫パフックLをセットした虫ヘッドパワー8gを結び、赤貝を少しだけ割って身に鈎を刺して足元のヨレに投入すると、着底と同時にアタリ。
ゴンッ、ゴンッと重く、力強い魚信。
反射的に合わせてしまってフッキングミス。
やはり相手は底物。
虫ヘッドパワーでも早合わせは厳禁なのでしょう。
数投後にも同様のアタリ。
荒々しいアタリに合わせたくなるのを我慢していると、突然一気に物凄い速度で走られ、竿先が海面に引き込まれます。
ここでようやくフッキング。
ヒットした魚は力強く、かつクイックに縦横無尽に走り回ります。
足元で切られるような根は無かったので、引きを堪能しながらやり取りを楽しんでいると、やがて縞模様の魚体が浮かび上がってきました。
50cmほどのイシダイ。
磯の王者と称されるのに相応しい風貌とその引き。
底物釣りへの興味が高まった瞬間でした。
その後青物狙いを再開しましたが、全く反応がなく潮止まりを迎えました。
男女群島の潮止まりといえば、アカハタ狙いのブレードジギング。
投次郎50g+STX-58#3+マスクドスピンMを投入すると、ボトム付近のリフト&フォールで25~40cmほどのアカハタが入れ食い。
すぐに潮が動き出し、青物狙いを再開していると、見回りの船が来て、船長から黒崎が空いたので移動してみては?と打診がありました。
GWで釣り客が多く、他の良い磯に上がれる可能性は低いので、このまま河野瀬に居続けようと思っていましたが、黒崎に渡れるなら話は別。
慌てて片付けて磯替わりすることにしました。
先ほどまでの河野瀬では潮がよく動いていたので、きっと黒崎もそうだろうと思っていましたが、男女群島の瀬戸周りとは思えないほど潮はゆるゆる。
ペンシルを投げようが、ジグを投げようが青物の反応はなく、ジグにたまにアカハタがヒットするぐらい。
かといってブレードを投げるも、アカハタが釣れるのは80mほど沖にある10mぐらい高くなっている根の周辺のみでした。
上野さんは引き続き底物狙いを続けていて、最初の釣り座ではさっぱりでしたが、釣り座を変えてからはアタリが頻発し、イシガキダイをポツポツヒットさせていました。
どうやらこのイシガキダイがエサ取りなようで、毎投エサをやられています。
潮は止まっているし、青物の気配もないため、再度虫ヘッドパワーでのイシダイ狙いを再開。
こちらは潮が緩いので6gの虫ヘッドパワーに虫パフックLをセットして赤貝を投入すると、すぐに本命らしきアタリがあり、数投でイシガキダイがヒット。
サイズはそこまで大きくはありませんが、こちらもとにかく引きが強くて楽しい。
面白いようにイシガキダイが当たるので、しばらく続けているとまたもイシダイがヒット。
底物は好調ですが、青物は全くダメ。
黒崎の隣りの奥の院に上がっていた方が様子を見にこちらへきましたが、情報交換するもやはり同様の状態。
潮が動かず、なかなか厳しい状況が続きました。
夕方に近づくにつれ、潮目で小型のフィッシュイーター(30cmぐらいのハガツオ?)がちょくちょくボイルしましたが、ヒットすることもなく、二日目の昼の部は終了。
夜の部はまたクエ釣りですが、そちらは一森君にお任せします。
クエ狙いに没頭してしまい、完徹で夜明けを迎えることとなりました(笑)
潮はあまり動いてはいませんが、多くの鳥が旋回しており、青物が釣れそうな気配がプンプンします。
南の風が強まり、瀬戸側では少し波が高くなってきました。
まだ薄暗い中、ST-66 #4.5/0をセットした舞姫120をキャストしていると、数投でバイト。
フッキングには至りませんでしたが、久しぶりのバイトに活性は一気に上がりました。
その数投後、沖の潮目付近でヒット。
まだ薄暗かったためバイトは見えませんでしたが、突然「ゴン」と手元に当たりが伝わりましたのでフッキング。
ヒットした魚はそれほど大きくはないものの、「ビビビ…」と激しいバイブレーションを伴って走りまわりますので、小型のマグロかカツオ系と判断。
上がってきたのは小型のキハダでした。
※すいません、慌てていて写真を撮り忘れてました。
その後もはるか沖では鳥山があるものの、キャスト圏内には入ってきません。
変わらず潮が緩い状況が続いておりますが、朝まずめの力を信じて睡眠を欲している身体に鞭打って投げ続けているとバイトがあり、90cmほどのブリをキャッチすることができました。
これが今回の男女遠征で、唯一のルアーでの青物。
納竿少し前に中型ヒラマサのチェイスがあったのみで、9時過ぎに回収。
青物は渋い状況でしたが、クエやらアカハタやらイシダイなどでクーラーはぎっしり。
なんだかんだと釣れ、今回も楽しい遠征となりました。
次は秋にチャレンジする予定ですが…青物に関しては不完全燃焼ですので、もしかしたらそれまでにもう一度行くかもしれません(笑)。
当日の模様を個人のyoutubeアカウントにアップいたしましたので、よろしければご視聴くださいませ。
担当者2 西浦伸至
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