真夏の南紀地磯
●釣行日 :2016年7月2日
●ポイント(場所):南紀地磯
フィールドテスター 赤木光広
●使用ルアー/ジグ :ロックスライド
●使用フック/サイズ:STX-58 1番
●魚種/全長(cm) :ソーダガツオ40cm×2本 メジロ67cm1本
皆様は既に担当者様の「釣りは旅」のレポートを読まれましたでしょうか。
佐渡ヶ島での大型ヒラマサとの壮絶なファイト。そして臨場感があり、夢のあるレポートでしたね。
私は随分以前から担当者様の文章が大好きでした。
無駄な飾りがなく、それでいて信念があり、人の後追いではなく正直に魚や自然と向き合う姿勢が伝わってくるからです。
担当者様と私は同じ歳でもありあのレポートを読んでいると嬉しくもあり、そして夢を頂いた様な気持ちになりました。
週末何処へ行くかさえ決めていないのに早く釣りに行きたくて自宅の釣り部屋にこもってタックルの点検や準備をしていました。
あらためて感じたのですが、魚のサイズや数というよりも、いかに自分が信念を持ち、失敗を重ね、
切磋琢磨し、共感できる仲間を持ち、そこにどれだけ夢中になれるか。
その結果、自分が納得できる魚である事が素晴らしい釣りに繋がるのではないかと思います。
我々が大好きなショアジギングは当然仕事ではないので、釣り方を他から強要されたりすることなく、
自分の好きな釣り方を試したり、自分の通える範囲でポイントに通えばいいのです。
ついでに言えば担当者様の様なポリシーがあればもっといいと思います。
我々はオフショアにはない厳しい環境でのショアジギングという釣りを敢えて選び、その釣りが大好きです。
回遊するほんのワンチャンスをものにするため一日重いジグや大型プラグを長時間投げ倒し、ヒットすればハイリスク承知で常に根との攻防。
そしてラインを切られたりキャッチできるとは限らない過酷で厳しいジャンルの釣りです。
結果にだけ執着したり周りと競い合うことを意識すると本質を見失ったり仲間まで失ってしまい残念な結果となります。
私は幸い共感のできる良い仲間が沢山いて一緒に釣りに行ったりお酒を飲んだりで、お蔭で日々本当に楽しく釣りと向き合えています。
この釣りといつまでも関わっていくためにも自然と仲間を大事にして、そして担当者様のように素晴らしい釣りができるよう日々フィールドへと通い込みたいと思っています。
さて今回はショアジギングを始めて間もない今だ青物をキャッチしていないアングラーにぜひともこの釣りの楽しさを感じてほしく南紀に行ってみました。
当日は朝6時に自宅を出発し、ゆっくり天候を見て、そして海況を見ながらエリアを模索します。
ところが7月に入った途端にとんでもない暑さです!
そのフライパンの様に暑い南紀の地磯へとエントリーしたのがお昼過ぎでした。
私の目論見では、「初心者でも頑張ってキャストを続けていればシイラやソーダガツオなどがポロポロと釣れてくれれば」そんな思惑があります。
早速元気一杯9フィート6インチのHHクラスのロッドでポッピングを繰り返すのは20代後半の若き女性アングラー!
何んとか彼女に魚がバイトしてこないかと願いながら私は海況を見つめ続けます。
しかしこの暑さは無情にも体力を奪い、集中してキャストを続けることが過酷過ぎます。オマケにアタリが無いとなると尚更気持ちも持ちません。
そこでモチベーションアップさせるべく私もシンキングペンシルで広範囲に探ると直ぐに夏の風物詩であるソーダガツオがヒットしました。
ただこの日は沖の潮目が少し遠く、初心者にはキャスタビリティが厳しいようです。
そこで少しでも沖の潮目へと近づける様、飛距離が出せて尚且つ水面直下を攻めれるシンキングペンシルを彼女のリーダーに接続します。
潮目にさえ届けば定期的にソーダやシイラの回遊がありバイトを得ることができるのですが、あと10mの距離が初心者には厳しいようで中々バイトに繋がりません。
初心者が沖の潮目に届くことができないというこんな場合、内湾を集中して攻めてみると結果はどうなのかとふと思い、ここで実験的に私が湾向きにルアーを投げ続けてみます。
あまり飛距離を出さずシンペンをスローで1時間程集中してキャストしていると、喰いっ気たっぷりのバイトで青物がルアーをひったくりました。
よくエサを食べているのかスタミナ満点のファイトで心地よくロッドを曲げて楽しませてくれます。
こちらも青物のスタミナが切れるまで全く無理せず引きを楽しみながらようやく水面に浮いたのは70cm弱のメジロでした。
リリースしようかとも考えましたが同行者が「美味しそう!食べたい」そう言い、
食べることもショアジギングの楽しみの一つと、神経絞めまでしてしっかり処理しこの魚で本日の釣りを締めました。
さっそく自宅で魚を捌くとまるで冬の様な脂の乗り具合で大当たりのメジロ。これこそ日本酒で合わせねばと冷酒を飲み過ぎた事は言うまでもありません。
今回同行のアングラーに釣って貰うことは出来ませんでしたが、湾狙いでも十分釣りが成り立つこと。
そして夏の魚でも美味しい個体もあるということは素晴らしい収穫となりました。
深夜にこの原稿を書いていますが、外は雨が庭の波板を叩く音が響いています。今年は梅雨らしくよく雨降り続きました。
暑くてもシイラやシオっ子にソーダガツオを狙いに私は磯へと通いますよ~。
水潮だっていいじゃないですか。潮色悪くたって、近場だって、ベイトが入っていなくたって。
「みんな釣に行きましょうね!」
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