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2023.08.03

【担当者より】・ブルーピンク という色について

おはようございます。
今日もお立ち寄りありがとうございます。

●本日私が走ってるエリアは、
晴れたり雨が突然降ったりと、
目まぐるしく天気が変わってます。

雨の合間に突然、カッと陽が差した瞬間に
車の中の気温ががっつり上昇したりしますが、
雨の後は青い空がばえて、景色的にはええもんですね。
そんな青空の下
ジャークに没頭したいもんです(現実は仕事💧)

●さて、本日頂いているおはぎさんのレポートの中に
「ブルーピンクは澄み潮に効く」
という興味深い内容がありました。

●この20余年、メタルジグのデザイン(色も含めて)
を担当してきて思う変遷があります。

それは
【ジギング黎明期】
およそ1989年頃~1998年頃
ピンクが圧倒的大人気
(まだまだナイロンライン
(ザウルスのフロロナイロンとか)でジギングされてて、
peに、徐々に、そして一気に
加速度的に移行していく時期です。
ナイロンユーザーはGTロッドなどのロングロッドで、
ロングジャーク。
それでジグをがんがん動かしてました。
ショアからやる人なんて、
ほんとにごく一部だったころで、
渡船屋さんなどルアーで青物を狙いたいといって
ジグを見せても理解していただけないことがほとんどで、
但馬でヒラマサを2尾釣って船長に見せたときは、
ほんまにこんなもんで魚が釣れるんやなーと
しみじみと言われたことも覚えてます)
ばらくピンクが売れ筋の時代がしばらく続きました。
撃投のプロトもピンクで仕上げていました。

【ジギング発展期】
およそ1995年~2003年頃
平戸のオフショアから発信された(平戸ジャーク)
ロングジグのヒラマサや、
太糸でガチンコ勝負の御蔵島ヒラマサなど、
このころピンクももちろんですが、
一時期、スポット的に
シルバー人気も確立されていました。
ジギングはラインがほとんどPE化し、
ナイロンはぼぼ使われなくなりました。
ジギングの多様性に期待値が高まった頃です。
この頃、ピンクから派生した
ブルーピンクの人気が一気に高まり、
不動の売れ筋期となっていました。

【ジギング深化期】
2000年~2015年頃
佐藤紀洋さんらによって、スローピッチによって、
フォーリングアクションを大事にする、
ジギングを突き詰める「スローピッチ」が
提唱された頃です。
実はこのスローピッチが表に出て爆発的になるまでには、
ジギング人気は一旦低迷期があり、
ジギングの存続も怪しい時期が数年ありました。
そのなかで、理論的に展開されたスローピッチの世界観は、
岳洋社のDVDや、佐藤さんのスクール、
ディープライナーの東村船長の講義などで、
一気にメジャーになりました。
わたしも、佐藤さんや東村船長の影響を
強く受けた者の一人です。
まだディープライナーが小船(東村さん失礼!)
だったころ、正月休みから室戸に走って
カンパチ狙っていました。

そして、スローピッチを代表する象徴的カラー
「ゼブラ」が佐藤さんと東村さんによって提案されました。
ゼブラのルーツはここです。
一気にゼブラ人気が高まりました。
佐藤さんや、東村さんとの交流の中で
ゼブラの威力を目の当たりにし、
撃投にも使わせて欲しい(カンタンに、
勝手に真似はできない。やはりパイオニアの許可が必要
と思いました)と思ったわたしは、
東村さんに相談しました。
いまでも良く覚えています
「佐藤さんがエエち言うたら使うてもうてエエきに」。
と高知の方らしい筋の通し方でした。

そして、佐藤さんに私は電話。
佐藤さんはひとこと「いいよ」。

佐藤さんとは、よく明石の東田丸さんで、
一緒になってからの交流です。
一呼吸あったうえでの、「いいよ」。
とても重たい、先人からの許可をいただきました。
いまでは当たり前のように見かける「ゼブラ」、
その意味も、ちゃんと佐藤さんの理論には確立されている
ということを申し上げておきたいです。

話しはそれましたが、
そこからはゼブラ系が凄まじい人気カラーになり、
ドットカラーなども含めて、探求の時代が進みましたね。
懐かしいです。

【多様化期】
2010年~現在。

スローピッチ、ディープ、スタンダード、全てが進化し、
さらにはジギングから青物に入ったアングラーに、
エイ出版社「SALTWORLD」誌によって、
キャスティングの誘い出しヒラマサが提唱され、
一気にキャスティングにも火がつきました。
ショアジギギングしかなかったショアの世界にも、
そこにトップウォーターが提唱されたことで、
いままでとれなかった魚のランディンが可能になり、
ショアの釣りでも大型の魚が上がり始めました。
この頃はまだウッドのプラグがメインでしたが、
やがて国産プラグメーカーから
一気にプラのトップが提唱されはじめ、
ルアー損傷に泣かされていたショアアングラーにも
経済的にありがたい環境が整い始めました。

ルアーの、カラーは
いまは特にこれが売れ筋というものはなく、
分散している状態と、営業職としては認識しています。

●ピンクやブルーピンクの時代に、
渡船屋さんの開拓や、新しいポイントなどに、
年齢的にも活力的にも、業務的にも、
1番ショアに燃えていたため、
ピンクとプルピンで釣った魚が圧倒的。
個人的にダントツに多いです。

わたしは、なにか一色と言われたら、
間違いなくプルーピンクです。

2本と言われたら
タグフルーツと、ゴーゼブです。

なを、非常に人気を頂いているピンクグローですが、
あれは回生の日中こそ効果的だと思ってます。
キャストのたびに蓄光されるから
投擲の度にインパクトのある存在感を
水中で発揮するのではないでしようか?

私の知る限り、いまのピンクグロー人気がなぜなのかは、
思いたるふしが2つあります。

ひとつは中山(隆夫)さんが、当時隠岐で
ピンクグローでヒラマサを、異様に釣果を上げていたこと。
その交流のなかで馬場さんも
ピンクグローの使用頻度まあがったと言ってました。

もうひとつは、撃投DVD内で橋本(健ニ)さんが、
愛媛の地磯で連続ヒットさせていたシーンでしょうか?
当時は動画コンテンツもなく、
あのころ撃投DVD見られていた方は、
ピンクグローの印象が強いのではないかと
想像しています。

ピンクグローの、ほっぺたのブルーは、
特に意味はありません。
弊社製造部メンバーの井上くんと、
「なんかグローにピンクだけだと寂しーなー、」というと、
「チークにブルーとか、見たことないから案外斬新かもですよ」
と、昼休みに話してて、なんとなくそうなりました。
背景なんて、案外他愛ないものです(苦笑)

●カラーは、相性。
釣れそうだと思い込めて、投げ続けられるカラーであれば、
それが1番の効果色ですね。
そう思ってます。

2023.08.03 12:43 | Categories:担当者より
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